こどもの目の病気・ケガ
はやり眼(流行性角結膜炎)
アデノウイルスという風邪の原因ウイルスの感染によって起こる結膜炎です。
結膜(白目)だけでなく、角膜(黒目)にも炎症が広がり、角膜上皮(角膜の一番表層の細胞層)が傷ついたり、淡い濁りができたりする場合があります。風邪と同じように、軽快するのは十分な休養が必要です。
はやり眼はうつります!
結膜炎にかかった人の眼を触った手で他の人の眼を触れば、高い確率で感染します。
さらに、この流行性角結膜炎は家族や学校の友達などにもうつしてしまう可能性があります。
はやり眼の状態でプールに入られますと、他の方にうつしてしまう可能性がありますので十分注意が必要です。
かかった場合は、目を触らないように極力気をつけ、涙やメヤニがついた手は石鹸で十分に洗いましょう。
手を拭く時は、使い捨てのペーパータオルが効果的です。
タオルなどは他の方と分けて使用して、入浴も最後にしてもらうほうが良いでしょう。
学童や幼稚園児の場合には、学校や幼稚園を休ませなくてはなりません。
ご家族の方へ
目がバイキンに感染して充血したり、目やにがたくさん出たりしている時はお子様は体調をくずしていないか、よく観察をしてください。
目がかゆいと訴えなくても、かゆそうにして目をこすらせないよう、注意して観察をお願いします。
結膜炎の治療について
抗アレルギー剤の点眼をさすことで症状は緩和します。
副作用がなく使いやすいのでおすすめです。
症状が悪化する前に必ず眼科を受診して、処方された適切なお薬を点眼してください。
予防の為に抗アレルギー剤を使用することで結膜炎が悪化するのを防ぎます。
抗アレルギー剤の点眼を習慣にすることで、いざという時の結膜炎の悪化を防ぐことが出来ます。
ものもらい(麦粒腫)
遊んでいて汚れた手で目や顔をこすったりすると、細かい傷が出来てそこから雑菌が入り、まぶたがはれてしまう「ものもらい」になることがあります。
ものもらいにかかると、まず瞼が赤く腫れてきます。
かゆみや痛みを伴うことも多く、またゴロゴロ感もあるので、子どもはさらにこすったり掻いたりして傷を増やし、ますますものもらいが悪化する場合もありますので、気づいたら出来るだけ早く受診することが重要です。
ケガ
子どもの目のケガは、幼児のときにもっとも多く発生し、成長とともに減少していきます。
幼児期の眼のケガは、公園や幼稚園・保育園で遊んでいるときによく発生します。
しかし、屋外での活動は成長するための大切な学習であり、危険があるからといって、それを避けて通るわけにはいきません。
幼児の場合は、大人の予想の出来ない事故を起こすことは珍しくありません。
家庭でも幼稚園でも、遊ぶ子どもたちを見守る大人の目が必要です。
小学生になると、学校の集団生活の中でコミュニケーション能力が発達し、友達付き合いの場でしばしば事故が発生します。
よくあるのは、休憩時間に友達同士でふざけ合っていて眼にケガをするというケースです。
中高生は、ケガを回避する能力が格段に向上しますが、スポーツクラブの練習による眼のケガが増加します。

こういう時どうしたらいいの!?
以下は、子どもの生活上起こる可能性のあるケガに対する応急処置です。
自己判断はせずに、応急処置を行った後は、必ず早急に受診をお願いします。
液体や粉末状のものが眼に入った!
なによりもすぐに眼を洗うことです。
眼をつぶっていては効果がないので、痛くてもがまんして目をあけて洗眼してください。
この間、絶対に眼をこすってはいけません。
鉄片、木片、プラスチック片が飛んできて眼に入った!
眼の表面や周囲に泥などのよごれがついている場合は、すぐに水でそれを洗い落とします。
また、眼球に大きな傷がある場合は無理に眼を開かないでください。
絶対に眼を押さえつけてはいけません。
出血している場合は、きれいなタオルやティッシュなどでまぶたの上から軽く当ててください。
眼球や眼の回りを打撲した!
結膜(白眼)の充血や眼の周りの打撲痕(アザ)が見られるときは、角膜の損傷や網膜剥離の可能性もありますので、異常に気づいたときには早めの受診をお願いします。





